より良き「職場環境」を目指して
当社は、社員一人ひとりの「働き甲斐」や「働く喜び」を大切に考えながら、社員と共に成長していく企業を目指しています。そのために、公正で働きやすく、健康と安全に配慮した職場環境の整備に努めています。「環境」は人を育て、人は「品質」を作り上げる。これからも企業として、「より良き品」を作り続けるために、さらなる職場環境の向上に取り組んで行きます。
新型コロナウイルス感染拡大への取り組みについて
当社では、新型コロナウイルスの感染拡大から社員とその家族を守るため、社員とその家族がPCR検査を受診する費用を全額、またはその一部を補助する制度を独自に構築しています。この制度の運用によって、早期のPCR検査受診(もしくは検査KITによる判定)を促し、社内や家庭内への感染拡大を早い段階で食い止めることは、社員とその家族の健康と安全を守ると同時に、安定した企業活動(生産活動)を守ることにもつながっています。
新型コロナウイルス感染症への取り組み(宿泊施設利用規程)
新型コロナウイルス感染予防のため、長期にわたる行動制限が余儀なくされる中、社員のストレスを少しでも軽減するため、社員とその家族が近隣の温泉施設を「保養所」として割安で利用できる制度を構築しています。温泉施設では万全の感染対策が実施されており、安心して利用することができるようになっています。
* | 「緊急事態宣言」もしくは「まん延防止等重点措置」などの重大規制発令中は、制度の運用を停止しています。 |
ワーク・ライフ・バランスへの取り組み
社員が成長をし、豊かな人生を送るためには、会社や家庭内での役割を果たし、公私共にバランスの取れた生活を送ることがベースとなります。当社では、多様化する社員のライフスタイルに対して、仕事と家庭生活の両立ができるよう各種支援および休暇制度を充実させ、「ワーク・ライフ・バランス」の推進に力を入れています。
長期休暇制度
当社では、全社員を対象に、年に1回、連続5日間の有給休暇を任意の時期に取得できる「長期休暇制度」を実施しています。この制度は、社員が心身共にゆとりを感じ、リラックスできる時間を確保することで、仕事に新たな創造性と生産性を生み出してもらうことを目的としています。その利用方法は自由であり、家族と過ごしたり、趣味やボランティア活動にうち込んだり、自己研鑽に取り組んでもらったりと、社員にとって成長できる良い機会となることを期待し、当社は毎年「全社員の完全取得」を推進しています。
メンタルヘルス
企業にとって、「社員」は最も大切な財産です。当社では、社員が心身共に健康に働けるよう、社員の健康管理はもちろんのこと、メンタルヘルスケアにも力を入れています。活動内容としては、仕事上の不安や悩みを抱える人のための相談窓口を社内外に設置し、産業医や専門医と連携を取りながら、気軽にカウンセリングを受けられるサポート体制を構築しています。また、セルフケアを促す事を目的とした社内報の活用(メンタルヘルスのお部屋)や、管理監督職を対象にしたメンタルヘルスケア研修を実施するなど、メンタルヘルス不全者の発生を未然に予防する環境づくりを進めています。
特別積立休暇制度
当社では、毎年未使用のまま消滅する年次有給休暇を積み立て、長期療養・介護・看護時に有給休暇として使用することができる特別積立休暇制度を実施しています。業務外の傷病のため社員が長期の療養を必要とする場合、また家族の長期介護や長期看護を必要とする場合、自己の積立休暇を使用して有給休暇を取ることが可能となっています。
育児支援制度
当社社員の平均勤続年数は19.3年で、平均年齢は42.4歳です。結婚や、出産後も働き続ける女性が多く、それが当社の社風となっています。当社では、社員が在職中に経験する「出産」と「育児」という重要なライフイベントに対し、支援体制を強化していくことが、企業の社会的責任を果たす事に繋がると考え、下記の支援制度を実施しています。
1. 検診特別休暇
産前休暇前に、定期検診のため7日取得可能
2. 配偶者の出産特別休暇
配偶者の出産のため2日取得可能
3. 育児休業
原則子どもが1歳まで(父母がともに育児休業を取得する場合は満1歳2ヶ月まで、特別な事情がある場合は満2歳まで)
4. 育児短時間勤務
子どもが小学校就学の始期に達するまで所定労働時間を変更可能
5. 育児時間
子どもが1歳まで1日1時間の育児時間を取得可能
6. 看護休暇
小学校就学前の子どもの看護等のため、子供が1人の場合は年間5日まで、2人以上の場合は年間10日まで休暇取得可能、時間単位で取得も可能
8. 所定外労働の制限・深夜労働の制限
小学校就学まで
育児休業利用実績
(女性)
年度 |
対象者 |
取得者 |
取得率 |
2021年 |
3名 |
3名 |
100% |
2022年 |
4名 |
4名 |
100% |
2023年 |
3名 |
3名 |
100% |
育児休業利用実績
(男性)
年度 |
対象者 |
取得者 |
取得率 |
2021年 |
11名 |
6名 |
54.5% |
2022年 |
15名 |
6名 |
40% |
2023年 |
10名 |
5名 |
50% |
育児短時間勤務利用実績
(女性)
年度 |
対象者 |
取得者 |
取得率 |
2021年 |
6名 |
5名 |
83.3% |
2022年 |
4名 |
3名 |
75% |
2023年 |
5名 |
3名 |
60% |
※ 2021~2023年度の男性社員による育児短時間勤務利用実績はありません。
介護支援制度
介護に関する制度
1. 介護休業
要介護状態の場合、通算して93日の範囲内で3回に分割して取得可能
2. 介護短時間勤務
要介護状態の場合、利用開始から連続する3年間で2回まで変更可能
3. 介護休暇
要介護状態の対象家族が1人の場合は年間5日まで、2人以上の場合は年間10日まで休暇取得可能、時間単位で取得も可能
5. 所定外労働・深夜労働の制限
要介護状態終了まで
6. 特別積立休暇
要介護状態で2週間以上の介護が必要な場合取得可能(有給)
次世代育成支援
2005年の次世代育成支援対策推進法(次世代法)の施行を受け、「一般事業主行動計画」を下記の通り策定致しました。この計画に基づき、「基準適合一般事業主」認定を目指して活動して行きます。
「一般事業主行動計画」
福井鋲螺株式会社は、社員が仕事と子育てを両立させることができ、社員全員が働きやすい環境をつくることによって、全ての社員がその能力を十分に発揮できるようにするため、次のように行動計画を策定する。
1. 計画期間
2020年12月21日~2024年12月20日までの4年間
2. 内容
目標1. 社員が子育てに参加しやすい環境をつくる
< 社員が子育てに参加しやすい環境づくり >
対策
小学校就学前の子を持つ社員が多様な働き方を選択できる仕組みを検討し制度に反映する
目標2. 育児休業を取得しやすい環境をつくる
< 男性の子育て目的の休暇の取得促進 >
対策
2021年度から管理者へ出産から育児までの制度に関する説明会を行う
目標3. 年次有給休暇の取得促進
< 年次有給休暇の取得率向上 >
対策
2021年度から年次有給休暇の取得促進のため、計画的に取得する仕組みを検討し運用する
以上
「くるみん認定」を取得しました2021年1月28日、当社は福井労働局より「くるみん認定」を取得しました。
「くるみん認定」とは、次世代育成支援対策推進法(次世代法)に基づき、
社員の仕事と子育ての両立のための行動計画を策定・実施するなど、
一定の要件を満たした企業を
「子育てサポート企業」として認定する制度です。
「くるみん」の詳細はこちら(厚生労働省ホームページ)
子ども参観日の実施
当社では、社員の子供たちを会社に招待し、親(社員)が働いている様子を実際に見てもらうことで、子供たちの認識を深めてもらう交流イベント「子供参観日」を開催しています。イベントは、まず入社式からスタートし、ラジオ体操や職場(工場)見学、親の同僚社員との名刺交換やかしめ体験、万華鏡づくり体験などを行っています。子供たちは、普段とは違うお父さん、お母さんの話に興味深く耳を傾けながら、親子で楽しい時間を共有してもらっています。
<2023年8月9日 細呂木事業所>
<2019年8月10日 細呂木事業所>
<2018年8月10日 細呂木事業所>
<2018年8月3日 NL工場>
<2017年8月10日 細呂木事業所>
<2016年8月26日 加賀工場>
女性活躍推進への取り組み
福井鋲螺グループでは、社員一人ひとりが働きやすい環境を整備することの一環として、女性の活躍推進に関しても様々な施策の検討・充実を進めています。
「福井鋲螺株式会社 行動計画」
女性が就業継続し、活躍できる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。
1.計画期間
2021年4月1日~2026年3月31日
2.当社の課題
- 女性の採用者が少なく、特に女性の技術職が少ない。
- 固定的な男女の性別役割分担意識に基づく慣行、意識が社員の中にある。
3.目標
-
① | 管理職(課長以上)に占める女性の割合を向上させる |
| (2020年実績 3.9% → 10%) |
-
② | 監督職(主任・係長)に占める女性の割合を向上させる |
| (2020年実績 8% → 15%) |
4.取組内容
< 女性の積極登用 >
●2021年~ |
管理職、監督職をめざす希望者を対象として、マネジメントに必要な知識を学ぶ研修の実施 |
< 職場風土の改善 >
●2021年~ |
働きやすい環境となるよう労働組合と共に職場風土の改善に向けて協議し、改善策を立案、実施 |
以上